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名 称 |
ミカドハマダラミバエ | ||
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学 名 |
Staurella mikado (Matsumura) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
ハエ目ミバエ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
福井市:足羽川(589),大野市:上小池(38),若狭町(旧三方町):御神島(1016),小浜市:口名田(1076) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長約8mm ,翅長7 〜8mm の大形ミバエの一種である.背面から見ると,黒褐色の体の中央部分,胸部から腹部にかけて,幅の広い乳黄色の縦条が目立つ.透明な翅は黒褐色の大きな縞模様があり,先端部は乳白色である.生時,深紅の複眼は,青や緑の幻光を放ち,美しい.北海道,本州,九州から知られているが,ややまれな種である.県内でのこの種の記録は,1938 年福井県博物学会発行の原色福井県昆虫図譜に記された小浜市口名田村,1994 年7 月の三方町御神島,1995 年8 月の大野市上小池があるが,他に,1990 年8 月に足羽山でも発見されていて,写真はそのときの個体である.これらの分布記録から,ミカドハマダラミバエが,人の手のあまり入らない,自然度の高い地域に生息することがわかる. | ||
保護の現状 と留意点 |
上記のような,人手のあまり入らない原生的な自然環境を保ってゆくことが必要であろう. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |