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名 称 |
ヒゲブトルリミズアブ | ||
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学 名 |
Beris petiolata Frey | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
ハエ目ミズアブ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
和泉村:角野前坂(63),大野市:中洞(96) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長8 〜9mm ,翅長7mm 前後のミズアブ科の一種.胸部は青藍色ないし青緑色の金属光沢があり,小盾板の後縁には顕著な棘が8 本突き出している.腹部は紫褐色,透明な翅は,前縁よりの部分が広くすす色で,その中ほどに黒い斑紋がある.雄では左右の複眼が相接し,後脚の付節第一節は特に太くなっている.本州中部山地に分布するややまれな種.福井県では,1995 年10 月に大野市中洞で初めてこの種が採集されたが,その後,1997 年9 月に和泉村角野前坂でも得られた.どちらも,標高約500m の広葉樹林域である. | ||
保護の現状 と留意点 |
ヒゲブトルリミズアブの生態については何も知られていないが,奥越のやや自然度の高い広葉樹林域で得られている.そのような地域の自然環境の保全が,このミズアブの保護にもつながろう. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |