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名 称 |
オオウロコアリ | ||
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学 名 |
Strumigenys solifontis Brown | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
ハチ目アリ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:大野市街(259) | ||
選定理由 |
生態学的に貴重なもの | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
今回本種の発見は,当調査員の羽田義任氏の家に翅のある女王蟻が飛来したことによる.隣県では岐阜県,滋賀県で生息が報告されているが,本県では「目録(第2 版)」が初記録である.女王蟻の飛翔距離は一般にはそれほど長くないことから判断して,福井県にも生息しているものと考えられる.太平洋側では関東一帯で生息している.女王蟻は体長3mm ,体色は黄褐色から褐色で,ウロコアリに似るが頭部の長さが長い.林縁の岩石下や隙間に営巣し,巣には多くの雌蟻が住み,一巣の個体数は200 頭以上が普通と言われている. | ||
保護の現状 と留意点 |
北を除く隣県での生息が確認されているので,本県でも今回発見された大野市を中心に生息地域の調査を進める必要がある種である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |