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名 称 |
チャバネホソミツギリゾウムシ | ||
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学 名 |
Cyphagogus iwatensis Morimoto | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
コウチュウ目ミツギリゾウムシ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧南条町):牧谷(565),寺谷(565) | ||
選定理由 |
希少種、分布限界種、生態学的に貴重なもの | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
全国的にまれな種で,岩手県早地峯で採れた個体で新種記載された.その後永らく記録がなかったが,京都芦生で採集された.それに次いで福井県でも発見され,その体型が特異なので同定は容易である.広葉樹林の昆虫相調査のトラップで採集されたが,周囲にはナラ類の枯死木が散在していた.このようなナラ枯損林ではこれからも採集が可能であろう.しかし,採集数は少なく,採集時期は早春の一時期となるだろう. | ||
保護の現状 と留意点 |
情報が少ないため詳しいことは解りかねるが,県内での分布も限られた場所で確認されているだけである.ナラの枯損林と関係があるとなれば,今,記録する必要がある. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |