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名 称 |
オシマヒメテントウ | ||
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学 名 |
Nephus oshimensis Sasaji | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
コウチュウ目テントウムシ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
三国町:雄島(734) | ||
選定理由 |
生態学的に貴重なもの | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
体長1.4 〜2.0 o.地色が黒色の小形のヒメテントウであるが,鞘翅各翅に1 つの淡色赤紋を有する.触角,口器が橙褐色で,♂の前胸背板に淡色部があることなどで,近縁の種と区別できる.雄島を基準産地として記載された.本州に分布するが少ない.日当たりのよいササの群落に生息するという生態的な特徴を持っているようである.県内では,三国町の雄島でのみ記録されているが,全島的に分布しているわけではなく,やはりササの群落より得られている. | ||
保護の現状 と留意点 |
みどりのデータバンク調査および今回の調査ともに,三国町雄島の同じ地点より記録された.雄島は,人の手があまり入っておらず,比較的良好な照葉樹林の自然林が残されている.しかし,生息はササの群落に限られていることもあり,施設整備などによってササが刈り取られてしまうと,本種の地域個体群の絶滅につながりかねない.今後も継続して,雄島の良好な環境が保全されることが必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |