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名 称 |
マグソクワガタ | ||
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学 名 |
Nicagus japonicus Nagel | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
コウチュウ目クワガタムシ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
池田町:楢俣(366) | ||
選定理由 |
希少種、分布限界種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
体長10mm 弱.褐色で,♀はやや濃色.頭部は小さく,前胸は台形.♂はやや偏平で,♀は隆起する.体表には特別の構造物は全く無く,粗く点刻され,短い柔毛を全体に生やす.触角は♂で発達して拡大するが,♀では小さい.北海道と本州に分布し,産地は局所的で少ない.本県ではわずか1 ヶ所,池田町冠山下部楢俣のみで確認されており,当地は本種の南西限に当たる.楢俣はかつて小さい集落があった山間の地で,足羽川支流の開けた河原があり,今回,採集者の酒井氏の話によれば河原で採集したと言う. | ||
保護の現状 と留意点 |
みどりのデータバンク調査では,池田町楢俣が産地としてあげられ,今回の調査でも,同じ池田町楢俣から追加記録された(福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1985 ).同様な環境は奥越山地でも点在するが,本種の確認には至っていない. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |