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名 称 |
コガタノゲンゴロウ | ||
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学 名 |
Cybister tripunctatus orientalis Gschwendtner | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
コウチュウ目ゲンゴロウ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
敦賀市:樫曲(中池見)(805),小浜市:遠敷(1034) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
体表が暗褐色で側縁に黄色帯を有する体長約30mm の中型のゲンゴロウで,本州,四国,九州,小笠原諸島,南西諸島に分布する.本種もかっては各地に比較的普通に見られたようであるが,激減している.とくに本州で著しい.県内では過去に小浜市遠敷からの記録があるだけで,1993 年に敦賀市樫曲中池見で確認されるまで,久しく記録がなかった.中池見では水田が混在する湿地の中央部を流れる水路で水棲昆虫の調査中にクロゲンゴロウ,ゲンゴロウとともに偶然に網に入った.確認後も継続して一帯の水路や湿地のを調査したが追加確認はできていない.このことから中池見湿地で確認された個体は,どこか他の生息地から飛来した個体とも考えられる. | ||
保護の現状 と留意点 |
敦賀市中池見で1 頭が確認されているだけで,生息状況等につては情報不足である.本州では特に減少が著しく,今後,県内での生息状況の調査が重要な課題である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |