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名 称 |
ツノトンボ | ||
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学 名 |
Hybris subjacens (Walker) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
アミメカゲロウ目ツノトンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
あわら市(旧金津町):笹岡(503),三国町:雄島(734),福井市:山奥町(589),小浜市:遠敷(1034) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
頭部に長い触角があることを除けば,外観はトンボに酷似する.はねは透明であるが,成熟した♂では黄褐色に変化する.昼間飛翔するものを見かけるが,夜間灯火にもよく飛来する.本州,四国,九州に分布.県内でもかっては各地の草地で普通に見られたようであるが,本種の生息に適した平地の草地は,宅地造成やその他の開発事業により著しく減少しており,生息地は激減している.金津町笹岡では水田と杉が植林された丘陵地との間の狭い草地で確認している.里山の草地に特有の種で,成虫は5 月から9 月頃まで見られる. | ||
保護の現状 と留意点 |
過去の文献等では各地に普通に見られたように記されているが,具体的なデータがないので,それと対比しての評価はできない.県内での本種の生息環境が減少しているのは確かで,平野部から丘陵地に散在する草地の保全が重要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |