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名 称 |
Calineuria jezoensis | ||
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学 名 |
Calineuria jezoensis (Okamoto) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
カワゲラ目カワゲラ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:上小池(37),平家平(268) | ||
選定理由 |
分布限界種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長18mm 前後,前翅長20mm 前後の大形カワゲラの一種で,全体黄褐色をしている.幼虫の調査で,県内の河川上流域に普通とされるモンカワゲラと同属の近縁種.北海道と,山形,群馬,長野の各県から記録のある北方系の種である(Kawai ,1967 ).福井県では,1995 年8 月に大野市上小池で初めて採集され,その後1997 年8 月に,やはり大野市の平家平でも記録された.ともに,標高1000m 前後のところである.本県は,このカワゲラの分布南西限に近いものと推測される. | ||
保護の現状 と留意点 |
ブナ林帯の河川上流域に分布する種であり,そのような地域の自然林の伐採や河川環境の改変が,このカワゲラの生息を脅かすことになろう. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |