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名 称 |
マイコアカネ | ||
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学 名 |
Sympetrum kunckeli Selys | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
トンボ目トンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
あわら市(旧芦原町):船津(615),北潟(577),赤尾(541),あわら市(旧金津町):東山(467),橋屋(瓜谷池)(501),三国町:山岸(696),福井市:西木田3丁目(590),月見町不死鳥の池(590),花守町(666),敦賀市:樫曲中池見(805),若狭町(旧三方町):中山(960),小浜市:遠敷(1034),下根来鬼ヶ谷(1036),西津(1045) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長は31 〜38mm で,顔面が美しい蒼白色のアカトンボである.北海道,本州,四国,九州や,佐渡島,壱岐などの離島にも分布するが,産地は限られている.平地から丘陵地の,水生植物が繁茂する池沼に生息する(浜田,1991 ;植村,1985 ;石田ほか,1988 ).今回の調査事業では,芦原町,金津町,三国町,福井市,敦賀市,三方町,小浜市において,8 月中旬から10 月下旬にかけて平野部で記録されたが,いずれも個体数は少なかった(福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1998 ). | ||
保護の現状 と留意点 |
前回のみどりのデータバンク調査では,小浜市においてのみ記録されたが,今回の調査事業では記録されず,最近の小浜市の生息状況は不明である(福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1985 ;福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1998 ).しかし,小浜市以外では調査精度の向上により記録地が増加し,本種が個体数は少ないものの,県内の平野部のトンボ相が豊かな環境には生息していることが明らかになった.よって,本種の保護のためには,現在のトンボ相が豊かな環境を保全することが重要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |