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名 称 |
フタスジサナエ | ||
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学 名 |
Trigomphus interruptus Selys | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
トンボ目サナエトンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
小浜市:遠敷(1034),羽賀(1045),岡津(1097,1098) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
サナエトンボ科の中で小形の種で,体長約44 oである(植村,1985 ).日本特産種で,本州,四国,九州に分布している.淡路島,壱岐などの離島にも生息している(石田,1996 ).主に平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する池沼や水田,畦間の溝川などに生息している.産地が局地化しておりまれな種である.今回の調査事業では,小浜市岡津において,5 月上旬から中旬にかけて水田内の小川で記録された(和田ほか,1994 ). | ||
保護の現状 と留意点 |
前回のみどりのデータバンク調査では,小浜市の遠敷と羽賀から記録された(福井県自然環境調査研究会昆虫部会,1985 ).今回の調査では,小浜市岡津から記録されたにすぎず,生息地はたいへん限られている.生息地が水田周辺に由来するため,環境の変化が大きく,生息ができなくなってきている.近年では,小浜市岡津が,県内唯一の生息地であり,早急な保護対策が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |