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名 称 |
タベサナエ | ||
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学 名 |
Trigomphus citimus tabei Asahina | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
トンボ目サナエトンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
敦賀市:樫曲中池見(805),小浜市:下根来鬼ヶ谷(1036),羽賀(1045),須縄(1062,1063),名田庄村:佐野(1115),頭巾山(1154) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
コサナエ属の中では中程度の大きさの種で、体長42〜45mmである(植村,1985)。朝鮮半島から中国東北部にかけて分布するタイリクタベサナエの日本特産亜種で、本州、四国、九州、壱岐に分布し、静岡県、愛知県、岐阜県、福井県より以西の各地に分布している(石田,1996)。平地、丘陵地の浅い小川や潅漑用溜池に生息する。 今回の調査事業では、小浜市羽賀、須縄、名田庄村佐野、敦賀市樫曲において、4月下旬から6月中旬にかけて記録があるだけで、分布は局限されている(和田ほか,1992;和田ほか,1993;和田ほか,1994;和田・長田,1995;佐々次ほか,1998)。 | ||
保護の現状 と留意点 |
前回のみどりのデータバンク調査では、小浜市羽賀、小浜市下根来鬼ヶ谷、名田庄村頭巾山で記録された(福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1985)。今回の調査でも生息地は限られており、複数回の記録があるのは、小浜市羽賀しかない(福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1998)。生息地及び生息数がかなり少ない種であり、今後の生息状況のモニタリングが重要である。また、生息地が限られていることから、確認された生息地の保護対策は重要である。特に小浜市羽賀の生息地は、早急な保護対策が必要である。 | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |