福井県みどりのデータバンク
動物目録(爬虫類)
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オサガメ
カメ目
オサガメ科
Dermochelys coriacea schlegelii
環境省RDBカテゴリー: 絶滅危惧U類(VU)
福井県RDBカテゴリー: 県域絶滅危惧U類
本種の分布地
太平洋、インド洋
解説
本種は、現生種のカメで最大のカメである。外洋性で、太平洋、インド洋
に分布している。北海道沿岸、日本海沿岸ではしばしば発見される。黒潮
や対馬海流に乗って北上するのである。福井県では主に冬期の季節風
の吹きすさぶ時に、寒気に耐えられず死体となり海岸に漂着する例が多
い。体長250cm、体重650kgに達するものがある。 背甲は暗褐色あるい
は黒色で、紡錘形をなし、皮革のような弾力性を持ち、7本の目立った隆
起線が走る。遊泳に適した体形である。産卵の習性は他のウミガメと同
様である。本県では次の漂着記録がある。(福井市鷹巣海岸(1952、1970
、1981、1982)、三国町沖合(1960)、福井市国見海岸(1965、1966)、敦賀
市白木海岸(1970)、三国町三里浜(1980)、三方町塩坂越(1980)、河野海
岸(1975) :第1回みどりのデータバンク調査による)
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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)
出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課)