表題 |
福井県三国町大堤の水鳥類 |
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著者名 |
山本浩伸・大畑孝二 |
掲載巻 |
Ciconia Vol.9 |
発表年 |
2000 |
分類 |
鳥類 |
要約 |
環境庁のレッドリストにおいて絶滅危惧U類にあげられているトモエガモが越冬する大堤において,1998年から2000年にかけて,おもにカモ科鳥類の個体数の季節変動を明らかにするための調査を行った. 大堤は,水面で採食するマガモ属のカモ類に県内の他の湖沼よりも密度が高い種があった.これは,大堤周辺に広がる水田地帯を採食地とするカモ類が日中大堤で休息するためと考えられ,これらのカモ類の個体群を将来にわたって維持するためには周辺の水田地帯の環境を維持することが重要となる. |