| 表 題 |
渡り鳥保全調査報告1996年度 −亜高山の鳥類相− |
|---|---|
| 著者名 |
福井県自然保護センター |
| 掲載巻 |
Ciconia Vol.7 |
| 発表年 |
1998 |
| 分 類 |
鳥類 |
| 要 約 | 1996年度の夏期に，福井県の山地帯と亜高山帯の11の山の計20カ所で鳥類相とその繁殖状況を調査した．のベ40日の調査で計8目21科51種の鳥類が記録され，計2目4科7種の鳥類の繁殖が確認された．これらのうち環境庁指定の「日本の絶滅のおそれのある野生生物」の絶滅危惧種であり，かつ国内希少野生動植物種のクマタカとイヌワシが赤兎山で記録された．主に高山帯に生息し，記録の少ない種であるイワヒバリとホシガラスも記録された．記録された種のうちウグイス，ホトトギス，コマドリ，アカゲラ，コガラ，ヒガラ，ウソ，カケスが広く分布していた．また，平家岳，赤兎山，荒島岳，法恩寺山で多くの種が記録された．さらに長期にわたる精密な調査が必要である． |