表 題 | 渡り鳥保全調査報告1994年度 −鳥獣保護区の鳥類相V− |
---|---|
著者名 | 福井県自然保護センター |
掲載巻 | Ciconia Vol.5 |
発表年 | 1996 |
分 類 | 鳥類 |
要 約 | 1994年度の夏期と冬期に,福井県内の計16カ所の鳥獣保護区で鳥類相と繁殖状況を調査した.のベ40日の調査で計10目27科83種の鳥類が記録され,計4目16科25種の鳥類の繁殖が確認された.これらのうち環境庁指定の「日本の絶滅のおそれのある野生生物」の絶滅危惧種のクマタカが刈安,永平寺冬鳥獣保護区で,危急種のミサゴが刈安鳥獣保護区で,オオタカが越前の里,村国山各鳥獣保護区で,希少種のチュウサギが刈安,越前の里各鳥獣保護区で,オシドリが九頭竜ダム,越前の里各鳥獣保護区で,そしてハイタカが刈安鳥獣保護区で記録された.これからはこれらの貴重種の保全も含め,鳥獣保護区設定の目的を達成するために調査・管理ができるような体制を作ることが必要であろう. |