表 題 |
渡り鳥保全調査報告1992年度 −鳥獣保護区の鳥類T− |
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著者名 |
福井県自然保護センター |
掲載巻 |
Ciconia Vol.4 |
発表年 |
1995 |
分 類 |
鳥類 |
要 約 | 1992年度の夏期と冬期に,福井県内の計13カ所の鳥獣保護区で鳥類相と繁殖状況を調査した.のベ40日の調査で計14目34科104種の鳥類が記録され,計8目23科31種の鳥類の繁殖が確認された.これらのうち環境庁指定の「日本の絶滅のおそれのある野生生物」の絶滅危惧種のクマタカが冠山鳥獣保護区で,危急種のカンムリカイツブリが遅羽鳥獣保護区で,オオタカが東郷鳥獣保護区で,希少種のオシドリが池河内鳥獣保護区で,ツミが経ケ岳,烏岳,古里ケ岳各鳥獣保護区で,ハイタカが冠山,百里ケ岳各鳥獣保護区で,そしてブッポウソウが冠山鳥獣保護区で記録された.これからはこれらの貴重種の保全も含め,鳥獣保護区設定の目的を達成するために調査・管理ができるような体制を作ることが必要であろう. |