表 題 |
福井県六呂師高原における植物相T −1991年の神明山周辺の調査結果より− |
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著者名 |
多田雅充 |
掲載巻 |
Ciconia Vol.1 |
発表年 |
1992 |
分 類 |
植物 |
要 約 | 1991年5月1日から12月22日まで,福井県大野市六呂師高原の南東部に位置する神明山周辺と妻平湿原で植物相の調査を行なった.計64日の調査で91科301種55変種11品種が確認された.神明山を中心に分布する二次林では,20種の日本海要素が確認されたほか,六呂師高原が県内希産地となっているヒゴスミレ,ニオイタチツボスミレ,アカネスミレも確認された.妻平湿原ではミツガシワ,トキソウ,モウセンゴケなど県内での希少種をはじめ低層湿原を代表する植物が数多く確認された.開発や伐採による環境変化が起こっているので植物相について継続的に調査を行なう必要がある. |