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●種の特性
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殻高約21mm ,殻径41mm ,巻数約6 回の螺塔が著しく低い扁平な大型の陸産巻貝.殻皮に黒褐色の色帯を持ち,成長脈に添って鮮黄色の火炎彩模様が著しく現われ虎模様となる.臍穴は広く緩やかで浅い.
軟体部は黒灰色で背面上に黒縦帯がある.樹上性.卵生.
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●生息状況
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オカノマイマイの地方型である.北陸から近畿北部に分布.県内では,平野部のナミマイマイとは住み分け,海岸地帯から山地まで広範囲に局所的に生息する.著しく減少している.
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●存続を脅かす要因
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都市化の影響を受け,山麓帯の生息地は激減.宅地造成,林道開発等による自然度の高い落葉広葉樹林の減少の影響を受けているのが主な要因である.
敦賀市の1 生息地では,マニアの採集圧により激減している.
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●参考文献
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福井県.1998 .福井県の両生類・爬虫類・陸産貝類目録.141pp .福井県.
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