福井県RDB:ヒメオカマメタニシ

福井県レッドデータブックデータベース

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　ヒメオカマメタニシ

　中腹足目イツマデガイ科

　Blanfordia japonica simplex (Pilsbry)

　福井県カテゴリー　県域準絶滅危惧
　環境省カテゴリー　準絶滅危惧

　●種の特性: 殻高8.5mm ，殻径５mm 前後，巻数は６層．殻は長卵状でやや硬質堅固であるが胎殻は丸くなる．殻色は黄褐色から栗褐色で光沢がある．各層はよく膨らみ，縫合は深い．エチゼンイツマデガイは同種異名．
　●生息状況: 青森県から山形県，石川県，福井県，兵庫県の各沿岸地方に分布．
県内では，日本海側の三国から敦賀まで日本海や敦賀湾を望む海岸線際の灌木林に局所的に点在して生息しているが，急激に生息域を減少させている．内陸部には生息していない．
　●存続を脅かす要因: 温暖な海岸近くの灌木の林床に生息するので，道路建設，宅地造成のため，生息地が改変されているのが主な要因である．
　●参考文献: 福井県．1998 ．福井県の両生類・爬虫類・陸産貝類目録．141pp ．