福井県レッドデータブック データベース

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陸産貝類
 

 ヤマトキバサナギガイ

 

 柄眼目キバサナギガイ科

 Vertigo japonica Pilsbry & Hirase

 福井県カテゴリー  県域絶滅危惧U類
 環境省カテゴリー  絶滅危惧U類
 
 
 
  
 ●種の特性
窪田標本によれば,殻高1.7mm ,殻径1mm ,巻数4 回の微小陸産貝類.殻は平滑で光沢がある淡褐色の円筒形.半月状の殻口には4 本の歯状突起があるのが特徴である.
 ●生息状況
北海道,本州,四国に分布.県内では,窪田により1952 年に勝山市北谷で生息確認後,長年生息が確認されず,1999 年8 月22 日に,池田町東青の自然林の渓流沿いの,やや乾燥した斜面の小石混じりのササの根元で2 個確認できた.
 ●存続を脅かす要因
林道の整備,道路拡張等による生息環境の改変,生息地の樹木の伐採による乾燥化が主な要因である.
 ●参考文献
福井県.1998 .福井県の両生類・爬虫類・陸産貝類目録.141pp .福井県.
東 正雄.1982 .原色日本陸産貝類図鑑.333pp .保育社.
窪田彦左衛門.1962 .福井市立郷土博物館所蔵 貝類標本目録.242pp .福井市立郷土博物館.

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