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●種の特性
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殻高5.5mm ,殻径3.2mm ,巻数5 回の陸産貝類.殻は薄く小型で灰褐色の螺塔が細長い円錐形卵型.口唇は薄いが黒褐色となり広がる.蓋はオオムガイ型小旋型.軟体部は薄い茶褐色.滝や沢の飛沫のかかる斜面のレキの間や落葉下に生息する.
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●生息状況
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秋田県から島根県の日本海側の本州に分布.県内では,過去に和泉村朝日,越前町六所山,武生市鬼ケ岳に生息していたが,現在では激減している.越前町梅浦と2000 年6 月に新規に生息が確認された池田町田代の2カ所だけである.
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●存続を脅かす要因
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林道整備,公園化等による生息環境の改変と樹木伐採による乾燥化が主な要因である.
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●参考文献
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福井県.1985 .福井県の両生類・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録.163pp .福井県.
福井県.1998 .福井県の両生類・爬虫類・陸産貝類目録.141pp .福井県.
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