福井県レッドデータブック データベース

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哺 乳 類

 ニホンオオカミ

 ネコ目イヌ科

 Canis lupus hodophilax Temmink

  福井県カテゴリー  県域絶滅
  環境省カテゴリー  絶滅
 
 ●種の特性
大陸に生存しているオオカミと同様にシカやノウサギ、ノネズミ類を集団で捕食していた。
草食獣の個体数制限に大きな影響を及ぼしていた。
 ●生息状況
ユーラシア中・北部、北アメリカに広く分布するタイリクオオカミの亜種。
明治中頃までは、日本でも本州、四国、九州に広く分布していたが、1905年に奈良県鷲家口での捕獲を最後に絶滅し、現在、本県を含め、生存の確認はない。
 ●絶滅に至った原因
家畜を襲うなどにより有害獣として捕殺駆除されたことや、ジステンバーなどの感染症が絶滅の要因とされている。
 ●参考文献
福井県.1998.福井の鳥とけものたち.222pp.福井県.
福井県.1999.福井のすぐれた自然.452pp.福井県.
日高敏高(監).1996.日本動物大百科2哺乳類U.155pp.平凡社,東京.

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