-
●種の特性
-
温帯林のブナ帯下部に生息するズミやナナカマドに寄生する.採集場所は散見・点在している.
採集数は少なく連続して得られていない.
-
●生息状況
-
岐阜県以西に分布しているが採集例は少ない.岐阜県・福井県は最北端の記録地である.
福井県内では,1991 年今庄町湯尾のナナカマド伐採木(寄主樹種の新記録種)より,羽化脱出した個体が採集されている.
-
●存続を脅かす要因
-
広葉樹帯のバラ科植物を寄主植物として生息していると考えられるが,生態の解明が必要である.
日本海側ブナ帯下部の植生の改変が生息環境を悪化させる.
-
●参考文献
-
福井県.1998 .福井県昆虫目録(第2 版).556pp .福井県.
石川県.1998 .石川県の昆虫.537pp .石川県.
|