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●種の特性
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西南日本の海岸部や島嶼を中心に分布する珍種で,タイプ産地は京都府冠島.体長6 〜9mm の小型の種ではあるが,後脚腿節の先端部が瘤状に肥大し,特徴的な形態をしている.
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●生息状況
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本州(西部),冠島,四国,姫島,九州,対馬,五島列島若松島,幸島,種子島,屋久島,口永良部島,中之島に分布するが,記録は少ない.
県内では,三方町の常神と御神島から記録されているだけで,分布北東限となっている.
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●存続を脅かす要因
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若狭湾沿岸地域の照葉樹林が改変されると,生息できなくなる恐れがある.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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