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●種の特性
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雄の後腿節が橙黄色の美しい種である.雌は普通種のキアシカミキリモドキに似るが,橙黄色の腹部で容易に識別できる.各種照葉樹の花に集まる.
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●生息状況
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暖地性の種で,四国,九州,対馬,五島列島,屋久島,琉球に分布する.
県内からは1985 年に本州新記録として記録され,その後,若狭湾や越前海岸沿岸の各地で記録された.福井市鮎川が分布北限となっている.
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●存続を脅かす要因
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本種が多数生息していた越前岬一帯の開発に伴う生息環境の改変が,生息を脅かす.
特に,照葉樹林が改変されると生息できなくなる恐れが大きい.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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