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●種の特性
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体長14 〜20mm .全体に青銅黒色で,鞘翅に小型で緑色円形の凹紋を6 個有する.近似種に比べて大型なので容易に区別できる.
成虫は,6 〜9 月に,クヌギ,カシ類などの枯材につく.
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●生息状況
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本州,四国,九州に分布するが,まれな種である.
本県では,越前町厨,福井市南居・文殊山において,4 〜8 月にかけて記録された.南居ではクヌギの伐採木から多数採集されている.
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●存続を脅かす要因
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福井県内での分布地はごく限られており,基本的に個体数も少ない.里山や市街地郊外の雑木林の伐採などにより,生息域が失われる恐れがある.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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