-
●種の特性
-
白山の標本で記載された.アルマンオサムシ亜属に含まれる一種で,福井県は分布の最西部に位置する.
白山では標高2000m 位まで分布しているが,本県では現在まで800m から1000m 位のブナ帯に記録されている.
-
●生息状況
-
飛騨山脈以西に分布し,ブナ帯の小渓で採集されている.林道の側溝でも記録されているため,行動は活発かも知れない.
-
●存続を脅かす要因
-
ブナ帯に依存していると考えられるため,森林の開発や気候変動による植物帯の変遷による環境の改変が危惧される.
-
●参考文献
-
福井県.1985 .福井県昆虫目録.404pp .福井県.
福井県.1998 .福井県昆虫目録(第2 版).556pp .福井県. 石川良輔.1991 .オサムシを分ける錠と鍵.295pp .株式会社デイグ.東京.
|