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●種の特性
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うす緑色の地色に銀白色紋を有する美麗種で,幼虫はカワラヨモギを食する.カワラヨモギの群落のある草地に生息し,年1 回,8 月下旬〜9 月上旬に発生する.灯火にも飛来する.
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●生息状況
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本州,四国,対馬に分布.県内では武生市,松岡町などからの記録がある.松岡町の九頭竜川河川敷きにはカワラヨモギの群落があり,ここでは多数の成虫を観察している.しかし,生息範囲はきわめて狭い.
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●存続を脅かす要因
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河川の氾濫原の消失.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
井上寛ほか.1982 .原色日本蛾類大図鑑.講談社.東京. 井崎市左エ門.1971 .福井県産蛾類目録.井崎市左エ門自刊.
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