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●種の特性
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体長1.4 〜2.0mm .地色が黒色の小型のヒメテントウで,鞘翅各翅に1 つの淡色赤紋を有する.触角,口器が橙褐色で,雄の前胸背板に淡色部があることなどで,近縁の種と区別できる.
三国町雄島をタイプ産地として記載された. 日当たりのよいササの群落に生息するという生態的特徴を持つ.
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●生息状況
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本州に分布するが少ない.
本県では,三国町雄島でのみ記録されているが,全島的に分布しているわけではなく,ササの群落に見られる.
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●存続を脅かす要因
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生息場所はササ群落に限られるため,ササが刈り取られてしまうと,本種の地域個体群の絶滅につながりかねない.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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