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●種の特性
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大きな河川の砂礫地に生息する.青みがかった体色は周囲の砂礫の色と見分けがつきにくく,見事な保護色となっている.
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●生息状況
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本州,四国,九州に分布するが,全国的に減少している.
本県では,美山町,大野市,和泉村の広い川原から記録されているが,分布は局所的である.広い河川を中心に調査を行えば,新たな生息地を発見できる可能性もある.
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●存続を脅かす要因
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本種の生息には,石がころがる広い川原が必要であり,治水対策の実施により周期的な氾濫が起こらなくなると,川原の草原化が進み生息できなくなる.
河川敷の改修工事等にはきわめて弱い.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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