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●種の特性
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体長30 〜35mm で,海岸の砂浜に生息する.白っぽい地色に暗褐色の斑紋を持ち,周囲の砂に対して見事な保護色をつくっている.
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●生息状況
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本州,四国,九州に分布し,8 〜10 月にかけて海岸地域の砂浜で見られる.
本県で知られている生息地は,三国町から福井市北部にかけての三里浜のみであるが,個体数は少なくない. また,海岸の砂浜を注意深く捜せば,他の地域からも発見できる可能性がある.
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●存続を脅かす要因
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本種は,海岸地域の砂浜のみに生息するため,開発や浸食等で自然の砂浜海岸が減少するのに伴い,全国的に減少してきている.
砂浜への車などの乗り入れに伴い,生息地での個体数も急激に減少していくおそれがある.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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