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●種の特性
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河川,湖,内湾に至るまで広く生息する.小魚,エビ,貝類,大型の水生昆虫を食う.
淡水で5 〜12 年を経た後,親魚は秋に降海し,南西太平洋で産卵する.稚魚は変態してシラスウナギとなり,海洋を遊泳して10 月上旬〜5 月下旬に,群をなして河口に近づき遡河する.
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●生息状況
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西太平洋に広く分布し,日本全国に分布するが,新潟県,宮城県以北は少ない.朝鮮や中国中央部・南部,台湾からベトナムまで分布する.
本県では,天然のウナギが県下の河川・湖沼など一円に分布していたが,近年は激減し,三方湖,北潟湖では本種の種苗放流によるものがほとんどである.
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●存続を脅かす要因
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堰堤,護岸工事,水質汚濁などで本種の生息環境が悪化し,生息数が極度に減少したものと思われる.
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●参考文献
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福井県.1998 .福井県の陸水生物.203pp .福井県.
宮地伝三郎・川那部浩哉・水野信彦.1976 .原色日本淡水魚類検索図鑑.462pp .保育社,大阪. 中村守純.1984 .原色淡水魚類検索図鑑.262pp .北陸館,東京.
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