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●種の特性
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日本産のカワセミ類の中では最大.里山から山地にある清流の谷川に沿って生息する.
キャラッ,キャラッと鳴きながら流れに沿って低く飛行し,魚を採るために川面上にせり出した枝や岩などの同一の場所に止まることが多い. 林道ののり面や川沿い等の崖に横穴を掘って巣にする.
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●生息状況
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全国に留鳥として分布する.
本県でも,県内一円にかけて,周年観察されるが,近年,生息数が減少している.
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●存続を脅かす要因
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本種は警戒心が強く,釣り人が生息域まで入りこみ,採餌行動が妨害されることが考えられる.
山間部の河川の開発や荒廃による魚の減少や,河川周辺の森林伐採等により,生息環境が悪化したことが考えられる.
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●参考文献
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福井県.1998 .福井の鳥とけものたち.123pp .福井県.
小林桂助.1983 .原色日本鳥類図鑑.52pp .保育社,大阪.
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