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●種の特性
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冬鳥として渡来する.内湾,河口,湖沼などで見られる.いっせいに潜っては甲殻類,軟体動物,魚,水生昆虫など動物性の餌をとる.
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●生息状況
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欧州及びアジアの中部以北で繁殖し,アフリカ北部,インド北部,中国大陸南部で越冬する.日本では冬鳥として渡来するが,数はそれほど多くはない.
本県では三方五湖等で毎年観察されるが20 羽ほどで,湖面に数羽の群れで見られる.
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●存続を脅かす要因
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越冬地の湖や河川の汚濁により,餌が採取しにくくなっていることが考えられる.
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●参考文献
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福井県.1998 .福井の鳥とけものたち.83pp .福井県.
小林桂助.1983 .原色日本鳥類図鑑.92pp .保育社,東京都. 高野伸二.1989 .フィールドガイド日本の野鳥.52pp .日本野鳥の会,東京都.
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