-
●種の特性
-
多くは広葉樹の多いよく茂った林の地上で,ミミズや昆虫を捕食する.雄は高い木の上部で,口笛のような「ポポピー,ポポピー」という良くとおる大きな声で囀る.
-
●生息状況
-
西日本や中部地方に夏鳥として少数が渡来する.また,声の記録は東北地方にもある.
本県では,1958 年に福井市内で1 羽が民家で保護された記録があるほか,今立町の三里山で2 回,至近距離で雄の姿が観察され,撮影や声の録音に成功した,福井市の高須山,羽坂林道などの低地の森林で渡りの時期に囀りが聞かれていることから,最近では少数が本県に渡来もしくは通過していると思われる. 繁殖は確認されていない.
-
●存続を脅かす要因
-
人工造林地の拡大による広葉樹の減少が考えられる.
-
●参考文献
-
福井県.1999 .福井県のすぐれた自然・動物編.452pp .福井県.
|