福井県みどりのデータバンク織田山鳥類観測一級ステーション
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織田山鳥類観測一級ステーション

鳥類観測ステーションについて

鳥の渡りの実態調査は欧米では1890年ごろより、我が国では1924年ごろより農商務省畜産局鳥獣調査室を中心に始まりました。環境庁は1972年より3年間に、福井県の織田山(越前町(旧織田町)笈松)を含めて全国で9箇所の一級ステーションと、21箇所の二級ステーションを設け、本格的に調査を始めました。

(現在は、一級ステーションが10箇所、二級ステーションが40箇所設置されています。⇒全国のステーション

 

織田山鳥類観測ステーションは従来鳥山として使われていたところに1973年設置された一級ステーションです。


位置図ステーション写真ステーションの環境

ステーションでは、環境省の委託を受けた(財)山階鳥類研究所と地元福井県の研究者により、春秋の渡りの最盛期に標識調査を行っています。

標識調査では、ここを通過する鳥を捕獲し、大きさ・体重などを記録し、足環をつけて放します。足環などをつけることによって鳥の個体識別を行い、再捕獲や観察などによって渡りや移動、寿命や繁殖開始年齢などの生態に関するデータを得ることができます。

鳥類標識調査(バンディング)について

ステーションにおける標識調査

標識調査のデータ

年度別総放鳥数一覧

1973年〜1998年 秋期調査(HTML file: 127KB)

定量的モニタリング(秋期調査結果考察)

1997年度(HTML file: 34KBPDF file: 547KB)

1996年度(HTML file: 20KBPDF file: 2,156KB)

夏鳥渡去状況調査

1998年調査 (PDF file: 22KB)

1997年調査 (PDF file: 20KB)

1996年調査 (PDF file: 18KB)


出典:環境庁委託調査 鳥類標識調査報告書
    1996/1997/1998 (財)山階鳥類研究所

−織田山での観測の成果ー

−織田山での珍しい記録−

ヤマヒバリ(イワヒバリ科)ベニヒワ(アトリ科)
カヤクグリ(イワヒバリ科)アカマシコ(アトリ科)
キマユムシクイ(ヒタキ科)オオマシコ(アトリ科)
コホオアカ(ホオジロ科)ヤマシギ(シギ科)
チョウセンメジロ(メジロ科)本邦初記録
ユキホオジロ(ホオジロ科)観察のみ

※本ページは、環境庁、および(財)山階鳥類研究所の承認をいただき、「環境庁委託調査 鳥類標識調査報告書(鳥類観測ステーション運営)1996/1997/1998 (財)山階鳥類研究所」の内容を抜粋あるいは参考に、作成、提供しています。
福井県自然保護課