福井県みどりのデータバンク動物目録(陸水生貝類)


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 オオタニシ腹足綱原始腹足目

Cipangopaludina japonicaタニシ科

分布

北海道、本州、四国、九州

解説

日本産タニシ類中最大種。卵胎生で6〜7月、40個前後産卵する。農業用水路や

排水路には見られず、河川のワンドや大きな湖沼、農業用水池に生息する。福井

市二ツ屋町の武周ケ池では、殻高80mmにもなる個体が多数生息していた。まさに

、日本産最大の淡水巻貝である。また、止水性のマルタニシよりも緩やかな流水の

所でも生息する。県内の平野部の水田地帯では見られなくなった。泥の中に深く潜

って冬眠し、6〜8月、20〜30個の幼貝を産む。

生息記録がある水系

河野川(第1回調査または過去の記録)

九頭竜川本流(第1,2回調査)

佐分利川(第2回調査)

三方湖(第2回調査)

浅水川(第1回調査または過去の記録)

足羽川(第1,2回調査)

大味川(第1,2回調査)

竹田川(第1,2回調査)

南川(第1,2回調査)

日野川(第1,2回調査)

北潟湖(第1,2回調査)

北川(第1,2回調査)

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出典「福井県の陸水生物」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)