福井県みどりのデータバンク動物目録(淡水魚類)


5  イワナサケ科

Salvelinus leucomaenis

福井県RDBカテゴリー: 県域絶滅危惧U類 


解説

河川の上流域に普通生息するが、冬季は水温が低下し、中流域まで降下する。

ただし陸海型は本県ではまだ確認されていない。上流のダム湖では、ときに体長

50pを越える大型イワナが捕獲されることがある。福井県では北川の本流以北(

支流遠敷川のイワナは放流の記録もあるが、以前から生息していた可能性も高

い)に分布し、分布域も生息数も著しく減少した。資源の増殖を図って、イワナの

放流を行っている水域もあるが、在来のイワナと系統の異なる県外のイワナが放

流され、分布の撹乱交雑が懸念される。

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出典「福井県の陸水生物」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2003年3月 福井県福祉環境部自然保護課)