| Phoxinus lagowskii steindachneri |
| 県下一円に広く分布する。第1回調査で笙の川以北で確認されたが、第2回調査 |
| で耳川以西の嶺南地域全体でも確認された。ただし、佐分利川では未確認である |
| 。福井県が日本海側における南限を考えられるが、近年兵庫県由良川で2個体 |
| 報告され(鈴木、1995)、それが自然分布が人為によるものが検討の余地を残し |
| ている。タカハヤとは近縁種で、同一の河川に分布した場合、一般にタカハヤが |
| 上流域に、アブラハヤは上流域下部から中流域に生息する。上手と下手に棲み |
| 分けるといっても中間にかなり両種の混生域が長く続き、イワナとアマゴほど明瞭 |
|