- 九頭竜川の河川敷が探鳥の中心で周年、数多くの野鳥が見られます.一時,河川敷のヤナギ林が皆伐されたこともありましたが,現在は以前と同じく大きなサギ類のコロニーが見られます.
- 主にコサギ,ゴイサギ,チュウサギ,アマサギが営巣していますので,繁殖期独特の赤味のある嘴や足の色になった個体を見つけることがありますし,子育ての様子が手にとるように観察出来ます.
- 5〜6月にはオオヨシキリ,バン,イソシギ,ヒバリ,ムクドリなどを見ることができます.これらの巣托卵をねらってカッコウが飛び交うのもこの頃です.
- そして,秋〜冬にはカモの仲間が数多く渡来し,そのほとんどはマガモ,コガモ,カルガモ,ヒドリガモ,オナガガモです.個体数は減少したもののカワアイサが集団で越冬する場所もあります.
- 近年,釣客が増加したことで定着する種類が減少したものの,イカルチドリ,コチドリが中州で繁殖しているのが見られます.また,5〜7月にはコアジサシが繁殖していますが,梅雨の大雨などで営巣している砂礫地が冠水して巣立ちするまでには至らず失敗しているのはとても残念です.
- 季節によっては猛禽類も出現し,オオタカ,ノスリ,チョウゲンボウを見ることができます.
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