| 全長10〜15cm前後、東京都から山口県までの山地に分布する流水産卵性小型 |
| サンショウウオである。尾部の黒褐色の大きな斑点はハコネサンショウウオの無斑 |
| と異なる。県内のサンショウウオ中一番分布が広く、低地からかなり高地(1、000m) |
| まで生息する。変態後の成体は、陸上生活に移り、主に、夏緑広葉樹林もしくは針 |
| 葉樹林の谷間かその傾斜地に生息する。谷川の源流部の石の下に卵嚢を産みつ |
| ける。成体は滅多に発見することができない。ごく稀に山芋掘りや、オウレン採取等 |
| の機会か、繁殖期に入る前(11〜4月)に産卵場所の渓流近くの倒木や岩石の下な |
| どで見つけることがある。幼生は小渓流の中で割合に容易に発見できる。ハコネサ |
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