| 本種は、ニホンアカガエルと共によく似ているが、その生息範囲は狭く、山地性の |
| カエルである。産卵期は3,4月で、水田や水溜まりで行われる。晩春には森林に移 |
| 動して生活する。晩秋には繁殖場所に移動して、冬眠し繁殖準備態勢に入る。体色 |
| は背面が褐色か赤褐色で、小黒点を散布する。背側線が鼓膜のまわりの黒班と離 |
| れる部分で、背中の方に折れ曲がる点がニホンアカガエルと異なる。さらに、タゴガ |
| エルやニホンアカガエルとの差異点は、本種がのどの部分に数個の黒い斑点を持 |
| つことである。産卵期や産卵場所がニホンアカガエルと類似することから、両種の |
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