| 全長13〜18cm前後、本州と四国の山地に分布する流水産卵性小型サンショウウ |
| オである。尾は非常に長く、胴長を越え、四肢の発達はヒダサンショウウオよりすぐ |
| れている。特に繁殖期の四肢の爪は黒いのが特徴である。目が著しく突出している |
| 。体色は暗褐色で、一般に背面中央を黄褐色の縦条が走る。幼生は尾部に大きな |
| 黒褐色の斑点を持たず、ヒダサンショウウオと区別できる。外鰓を失って変態しても |
| 肺を持たず皮膚呼吸のみである。変態には、2年有余を要するため、その間は谷 |
| 川の中で幼生のままで過ごす。ヒダサンショウウオとの混生を見ることがある。 |
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