福井県みどりのデータバンク動物目録(両生類)

サンショウウオ目
2 クロサンショウウオ サンショウウオ科
Hynobius nigrescens
福井県RDBカテゴリー: 要注目 
福井県のすぐれた自然 
        
 全長13cm〜15cm内外、体色は黒褐色、四肢が太く短く頑丈そうに見える。雄は
尾びれが発達し、総排出口がふくらんでいる。幼生の尾びれははばひろで、前肢の
付着位置の背面から出ているのが、他のサンショウウオと著しく異なる。産卵期は、
5〜6月頃の雪解けと同時に行われ、標高よってその時期に若干の差がある。本種
は本州東北部から中部地方にかけて分布するHynobius属を代表するサンショウウ
オであり、本県はその分布の南限となっている。本県では、最近まで標高1,000m以
下の地点では分布が確認されていなかったが、第2回調査の結果、新たに部子山
山麓の標高400m及び650mの地点での生息が確認されている。
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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)
出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課)