80(若丹山地)堀越峠地区−−−−−−5万分の1地形図【小浜】−−−−−−

〔概 要〕〔地形・地質〕〔植 物〕

 80 堀越峠地区                                       [⇒位置図]

〔概 要〕
 県境付近の山腹を含めて地質は、広く中・古生層から構成されている。堀越峠
付近の斜面には、組成的には、オオバクロモジ−ブナ群集の標徴種及び日本海地
域固有種を多く含む、安定したクリ−ミズナラ林が分布している。


〔地形・地質〕
 京都府との境界は若丹山地の山稜部(主分水界)に沿い、山頂部には海抜600
m内外の定高性がみとめられる。頁岩相が卓越し、一部チャート、石灰岩を伴っ
ている。このレンズ状石灰岩の小岩帯中に海百合化石がみとめられた。


〔植 物〕
 堀越峠付近の山地斜面には、組成が安定したクリ−ミズナラ林が、ほぼ全域に
わたって分布して、高い自然度を示す。
 それらの林間には、オオバクロモジ−ブナ群集の標徴種及び日本海地域固有種
が多数分布しており、ブナ−ミズナラ林及びブナ林への遷移が推定される。
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(この地区の情報は BEATLES さんに入力を協力していただきました)