39(武生盆地)瓜生地区−−-5万分の1地形図【鯖江】−−−−−−−−−−-

〔鳥 獣〕〔陸水生物〕

39 瓜生地区                 [⇒位置図]

〔鳥 獣〕
 瓜生の竹ヤブと呼ばれる一区画で、1980年代には 10万羽ともいわれたスズ
メのねぐらであったが、農薬散布の盛んな時の影響でか、姿を消し、その後は
数万羽のムクドリのねぐらとなったが、これもまた姿を消した。
 現在の夏鳥サギ類の集団繁殖は以前からであったが、1982年竹ヤブの枯死に
より、鯖江市上氏家町にこのコロニーが移ったが、竹ヤブ跡の樹木復活に伴い
再び集団繁殖地となり、コサギ、アマサギ、ゴイサギが営巣し、1,000羽を越
す県内でも数少ないコロニーとなっている。他にキジの繁殖数も多く、モズ、
キジバト、ムクドリの繁殖数もあり、歴史的な繁殖地である。また、隣接する
日野川は、銃猟禁止地区になっており、オナガガモが700〜800羽の群れをなし
、マガモ、コガモ、カルガモ、カイツブリ、タゲリの安息地となっている優れ
た環境である。


〔陸水生物〕
 日野川の中流域で、この付近は流水量が安定し、河床礫の安定度もよい。上
流域に比べ、水生昆虫の現存量は多くなり、魚種数も増加する。
 (水生昆虫類)
 瀬において、中流域の典型的な生息状態を示す。構成種は、トビケラ目7種
、カゲロウ目9種、その他7種程度で、ヒゲナガカリトビケラ、シマトビケラ
類の 造網型トビケラが多くみられ、現存量も比較的に多い。
 (藻類)(魚類)(水生及び湿生植物)
 特記事項なし。
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