○ 風向風速計の測定原理

 大気汚染常時監視においては、大気中に排出された有害物質が気象条件により種々の形態で拡散することから、 狭域的で地上付近の気象変化を捉えることが必要です。
 また、緊急時の大気汚染対策のためには、局地的な風向風速や気温の変動観測も重要であり、この目的のための気象観測が行われています。  風は、風向と風速のベクトルで表されます。 環境中の風向、風速は、絶えず変動しているので、通常は毎正時観測の前10分間の平均値をその時刻の観測値とします。 風向は、風の吹いてくる方向で、16方位または北を零度とする時計回り角度で示されます。 風速は、単位時間に大気が移動した距離で、単位はm/sを用い、その1/10まで示します。
   風向、風速の気象測器には多くの種類がありますが、大気汚染常時監視測定に用いられているのは、風車型風向風速計および超音波型風向風速計です。
 なお、福井県においては現在のところ、風車型風向風速計により風向風速の観測を実施しています。

・ 風向
 風向に追従して回転する尾翼とその軸に直結されたシンクロ、ポテンショメータまたは口ータリー光エンコーダ方式等の発振器からの信号を演算処理し出力します。 風向範囲は、全方向NESWNESの0〜 540度で表されます。

・ 風速
 風速に比例し回転するプロペラの軸に交流発電機を取り付け、電圧を誘起させ、これを出力とする発電式と、 風によるプロペラの回転を風速に比例したパルス量とし、これを周波数/電圧変換して出力とするパルス式があります。


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