気象測定局(気象三国局)の測定項目について

・測定項目
気象三国局において以下の項目を1977年8月(放射収支量は1981年3月)から測定しています。
  • 地上気温(TEM0)
  • 上層気温(TEM1:高度45m、TEM2:高度95m、TEM3:高度144m、TEM4:高度185m)
      福井火力発電所の煙突鉄塔に取り付けられた温度温度差計で測定しています。
      TEM4を基準温度として、TEM1〜TEM3はTEM4に対する温度差をもとに算出しています。
  • 上層風向風速(WDL/WSL:高度79m、WDH/WSH:高度185m)
      福井火力発電所の煙突鉄塔に取り付けられた高層用風向風速計で測定しています。
      各高度において鉄塔の北側と西側に風向風速計センサーが設置されており、風速はその平均、
      風向は高風速側の風向を用いることで、煙突の影響を少なくしています。
  • 日射量(SR)
  • 放射収支量(RAD)
      日射量、放射収支量は大気安定度(下記参照)を算出するために測定しています。
      大気安定度の算出において、昼間は日射量、夜間は放射収支量を用いることに対応し、
      記録計への出力をソーラータイマーで日の出、日没時に切替えて測定しています。
・計算項目
上記測定項目の値をもとに以下の計算項目を算出しています。
  • パスキル大気安定度(PS)
    下表から算出しています。なお、風速は地域代表性を確保するため、坂井地区の中央に位置する坂井局での観測値を用いています。
    (参考:環境庁大気保全局大気規制課「窒素酸化物総量規制マニュアル」1995 )
    風速(WS)
    m/s
    日射量(SR)MJ/uh 放射収支量(RAD)MJ/uh
    SR≧2.16 2.16>SR
    ≧1.08
    1.08>SR
    ≧0.54
    0.54>SR RAD≧-0.07 -0.07>RAD
    ≧-0.14
    -0.14>RAD
    WS<2AABBDDGG
    2≦WS<3ABBCDDEF
    3≦WS<4BBCCDDDE
    4≦WS<6CCDDDDDD
    6≦WSCDDDDDD
    (データファイル上は A=10 AB=12 B=20 BC=23 C=30 CD=34 D=40 E=50 F=60 G=70 で収録)

  • 逆転層のタイプ(SIN-T)
    TEM0=地上気温、TEM1=上層気温(45m)、TEM2=上層気温(95m)、TEM3=上層気温(144m)、
    TEM4=上層気温(185m)の値から下表により算出しています。
    TEM0-TEM1
    (DT1)
    TEM1-TEM2
    (DT2)
    TEM2-TEM3
    (DT3)
    TEM3-TEM4
    (DT4)
    逆転層のタイプ
    (SIN-T)
    負/01(1層のみ逆転)
    負/0負/02(2層まで逆転)
    負/0負/0負/03(3層まで逆転)
    負/0負/0負/0負/04(4層まで逆転)
    負/05
    負/0負/06
    負/0負/0負/07
    負/08
    負/0負/09
    負/010
    負/0負/011
    負/0負/0負/012
    負/0負/013
    負/0負/0負/014
    負/0負/015
    16(逆転なし)

  • 逆転層の強度(SIN-S)
    上表のDT1、DT2、DT3、DT4の最小値をDTminとしたとき、
    A=DTmin(DTmin<0 気温逆転ありの場合)、A=TEM0-TEM4(DTmin≧0 気温逆転なしの場合)について下表から算出しています。
    ASIN-SASIN-S
    A≦-4.5℃90.5℃<A≦1.0℃-1
    -4.5℃<A≦-4.0℃81.0℃<A≦1.5℃-2
    -4.0℃<A≦-3.5℃71.5℃<A≦2.0℃-3
    -3.5℃<A≦-3.0℃62.0℃<A≦2.5℃-4
    -3.0℃<A≦-2.5℃52.5℃<A≦3.0℃-5
    -2.5℃<A≦-2.0℃43.0℃<A≦3.5℃-6
    -2.0℃<A≦-1.5℃33.5℃<A≦4.0℃-7
    -1.5℃<A≦-1.0℃24.0℃<A≦4.5℃-8
    -1.0℃<A≦-0.5℃14.5℃<A-9
    -0.5℃<A≦0.5℃0


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