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平成19年度ダイオキシン類調査結果について

平成19年度に実施した大気、水質、底質、地下水質および土壌のダイオキシン類(コプラナーPCBを含む)の調査結果は、次のとおりです。

【調査結果の概要】

調査結果詳細: 大気(PDF:14KB)水質・底質(PDF:10KB)地下水(PDF:8KB)土壌(PDF:8KB)

媒体

調査期間
(回数)

地域

調査
地点数

環境基準
超過地点数

測定結果
(平均値)

環境基準

単位

大気

H19.4〜20.3
(年4回)

一般地域

4

0

0.027〜0.057
(0.039)

0.6

pg-TEQ/m3

廃棄物焼却
施設周辺

5

0

0.019〜0.054
(0.031)

水質

H19.6〜20.2
(年1〜3回)

河川

18

2

0.031〜1.7
(0.39)

1

pg-TEQ/L

湖沼

1

0

0.16

海域

2

0

0.043〜0.050
(0.047)

底質

H19.9〜19.10
(年1回)

河川

17

0

0.084〜69
(10)

150

pg-TEQ/g

湖沼

1

0

41

海域

2

0

5.2〜9.4
(7.3)

地下
水質

H19.7
(年1回)

廃棄物最終
処分場周辺

9

0

0.012〜0.023
(0.015)

1

pg-TEQ/L

土壌

H19.7
(年1回)

廃棄物焼却
施設周辺

10

0

0.0018〜2.0
(0.46)

1,000

pg-TEQ/g

注1 一般地域:廃棄物焼却施設周辺地域および沿道地域(主として自動車排ガスの影響を受ける地域)を除く住居地域をいう。

 

1 大気(大気測定結果)

9地点でダイオキシン類常時監視を実施しました。その結果、すべての地点において環境基準を達成していました。

 

2 水質(水質・底質測定結果、地下水測定結果)

[1]公共用水域水質

公共用水域の水質の常時監視を21地点(河川18、湖沼1、海域2)で実施した結果、2地点(馬渡川、八ヶ川)で環境基準を超えて検出されました。

環境基準の超過原因として、農薬由来(過去に使用された農薬中の不純物)に加え、流域に位置する事業場排水の影響が考えられ、事業者に対し低減対策を指導しました。

事業者は、ダイオキシン類含有の少ない染料への代替など改善対策を実施しており、20年度に追跡調査を実施した結果、馬渡川、八ヶ川とも環境基準以下でした。

なお、飲用、漁業の利用がないため健康への影響はありません。

[2]公共用水域底質

公共用水域の底質の常時監視を20地点(河川17、湖沼1、海域2)で実施しました。その結果、すべての地点で環境基準を達成していました。

[3]地下水質

廃棄物最終処分場周辺の9地点で地下水の常時監視を実施しました。その結果、すべての地点で環境基準を達成していました。

 

3 土壤(土壤測定結果)

廃棄物焼却施設周辺の土壤のダイオキシン類について、10地点で常時監視を実施しました。その結果、すべての地点で環境基準を達成していました。



<参考>

環境基準

環境上の条件について人の健康を保護する上で望ましい基準とされており、環境基準を超過したからといってただちに人の健康に影響を及ぼすものではない。

pg(ピコグラム)

一兆分の一グラム

TEQ(毒性等量)

ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、コプラナーPCBの総称。これらは化合物によって毒性の強さが大きく異なるため、ダイオキシン類としての全体の毒性を評価するときには、最も毒性の強い2,3,7,8‐TCDDの毒性を1として、その他の化合物の毒性の強さを2,3,7,8‐TCDDに換算し、それらの濃度を足し合わせて評価する。この場合に「TEQ」という表示が使われる。


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